2008年09月22日

採点にかける時間

机上の空論だが、試験委員が採点にかける時間を考えてみる。
さて、採点するのにどれぐらいかかるのだろうか?

今年の2次試験(筆記)は10月19日で、合格発表(筆記)が12月5日。
つまり、47日間のうちに2次試験の結果が発表される。

試験委員への答案発送や採点後の答案回収にかかるリードタイム、
回収後の4事例の得点集計、ホームページ作成、試験結果の通知表の作成など、
診断協会での事務作業に7日間かかると仮定すると、
出題委員が採点できる日数は、実質40日と考える。

受験生のころは、試験から結果が出るまでの時間が長いなぁ、と思っていたが、
視点を変えるとずいぶん短く感じるものである。


1日平均8時間(休みなし)を採点に費やすことができると仮定すると、
8時間×40日=320時間(19,200分) で採点を行うことになる。
実際には講義、ゼミ、執筆活動などの本来の業務もあるはずなので、
採点に320時間もかけることができないかもしれない。

今年の2次受験生が4,500人だと仮定すると、1枚採点するのに
 19,200分÷4,500枚≒256秒 
つまり、1枚採点するのに、約4分16秒しかかけられないのである。
ちなみに、受験生が5,000人だったら、約3分50秒である。

さらに、全部で7問出題された(H19事例T)と仮定すると、
 256秒÷7問≒36秒(1秒未満切捨)である。
つまり、設問ひとつにつき約36秒しか採点する時間がないのである。
1枚1枚、じっくりと答案を見ている場合ではなさそうである。

しかも、設問ごとの得点も集計して、総得点も出さないといけない。
得点集計時間を考えれば、実際の採点時間はもっと少ないはずである。
もっとも集計は、家族や弟子のゼミ生にちゃっかり(笑)
手伝わせたりしているかも知れないが・・・

出題委員は、過酷な条件のなかで採点をしていることを肝に銘じておきたい。
これも受験生時代には、まったく考えていなかったことである。


2次答練の添削で思うことシリーズで、
 ・文字が読みにくい答案
 ・空白のある答案
 ・誤字・脱字がある答案

を、品位のない答案(この表現が適切かどうかはビミョー)としたが、
いずれも今日からすぐに改善できるものばかりである。

2次答練の添削の際に感じたことだが、
品位のない答案をみると、がっかりしてくる。
逆に品位のある答案(この表現もビミョー)をみると、
じっくりと読みたくなる。
採点する側から言えば、心情的にどちらに採点時間をかけたくなるだろうか?
(すべてのケースにあてはまるわけではありませんが・・・)

また、採点にあまり時間がかけられない中で、出題委員は
字が読みにくい答案や誤字・脱字のある答案について、
内容面をしっかり見てくれるのだろうか?
(以前、誤字・脱字は「私が試験委員なら0点にする」と書いた根拠です)
0点(←ちなみに設問単位です、念のため)は極論にしても、
かなり心証が悪くなることは否めない。

ひとつだけ言えるのは、
採点するのは人間なので、マイナスの心証となる答案を作らない
ことだと思う。

受験生時代は、頭の中ではわかっていたつもりだったかもしれない。
添削するまでは、他人事のようにしか意識していなかった。

今さらながら、簡潔でわかりやすい文章が
答案に求められていることもわかった・・・

posted by しかお at 06:44| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 診断士受験日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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